タワーマンション研究

大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワーについて

大阪市内のタワーマンションを好きに語り続けるコーナー!

第1回目は「大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワー」

大阪市西区新町に誕生した53階建てのタワーレジデンスは存在感抜群!

874戸の戸数は大阪でもトップクラス!

さぁ、堪能して下さい。

詳細情報や売り出し情報はこちらを参照してください♪

https://www.esandcompany.co.jp/line_b1/station_es287/bknsta_es287020/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%81%B2%E3%81%B3%E3%81%8D%E3%81%AE%E8%A1%97%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC/

白亜のランドマークタワーという異名の巨大タワーレジデンス

1棟あたりの大きさだと、大阪で2番目の規模(2020年1月現在)

白色のタワーマンションはなかなか存在感を出しにくいですが、ここは別格ですね。

住み心地も抜群です。

それでは、まずは立地から♪

「西区新町1丁目」

ビブグルマン2020掲載店舗が7店舗。それ以外にも人気のお店がたくさん!

ランチからディナーまで困りません。

個人的に好きなお店

「美糸」

「四ツ橋カフェ」

「ラヴィリンス」

「新町1丁目」

「空心」

「やまと」

「ヨバレヤ」

「ラフィナータ」

あげたしたらきりがないですが。。

兎に角レベルが高いお店が多いということ。

それだけ飲食店が目をつける新町ですが、最近人気が高まっていることを感じるのは、マンションの名前。

昔は

「ライオンズマンション大阪スカイタワー」

「サンクタスタワー心斎橋ミラノグランデ」

など新町に誕生するマンションの名称が、

最近では

「プレミストタワー大阪新町ローレルコート」

「ワコーレ大阪新町タワーレジデンス」

など

「新町」を名称に積極的に入れてきている。

それだけ、新町ブランドが醸成してきているということですね!

「区画のきれいさ」

当時の新町

もともと大阪城の城下町。

新町は日本3大遊郭とも言われた場所。(江戸の吉原・京都の島原・大坂の新町)

江戸幕府公認の高級遊郭。

そのころの地図を見ると、今とほとんど変わらない。

長堀通がその名の通り、堀になっていたり

四ツ橋の交差点にちゃんと四つの橋がかかっていたり

しますが、大阪城に向かって東西南北きれいに通りができています。

そのあと戦争で焼けてしまいましたが、

今でも区画が整っています。

また、戦争で焼けた後も都市計画によって住みやすい街づくりが実施されています。

大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワーの目の前にも公園がありますが、

この辺りは一定区画に必ず公園が作られています。

「住む」ことを意識して作られたんですね!

これはファミリーにとって、かなりありがたい!

家に帰る前にちょっと公園に寄ってみたり、

子供が退屈したら、公園に出かけたり、

あまり遠いと、行くのも億劫になりますが、この距離だと気軽に行けますね!

「なにわ筋新線」

このエリアは現在が良いだけではありません。

2031年に開業予定のなにわ筋新線。

新大阪~関西空港を約44分で結ぶ最強路線です。

この時に新駅が3つできます。

「北梅田」・「中之島」・「西本町」

このうち「北梅田」については2023年春に開業予定で、残りの2駅が2031年。

新町エリアには「西本町」という新駅ができるんです。

これまでも、大阪メトロ「中央線」「四つ橋」「長堀鶴見緑地線」と3線利用可能でしたが、そこに「なにわ筋新線」という路線も加わるため、大阪市内の中でも見ても、相当利便性が向上します。

しかも、住みやすい。

利便性と生活環境の両方を兼ね備えているバランスが一番のエリアではないでしょうか。

さて、それでは建物の方にいきましょう!

オリックス劇場との一体開発

劇場一体開発というのは、他ではあまり例のない建て方でしょう。

大阪ひびきの街とは「タワーマンション」・「オリックス劇場」・「新町北公園」の3つの街区のことを指します。それぞれの持ち味を組み合わせると、相乗効果でマンションの価値が上がっていきます。

従前地-大阪厚生年金会館-

元々は大阪厚生年金会館があった場所。

全国の厚生年金会館は、どの施設も赤字であることが判明し2010年3月に21施設全てが閉鎖することになった。大阪厚生年金会館に関しては、大ホールが2400席もあり、大阪でも珍しいクラシックコンサート可能な大規模ホールであった。閉鎖することが決まっていたが、14万人もの署名が集まり、オリックス不動産が入札後、2012年4月にオリックス劇場として再オープンした。

販売当時は、久石譲氏に作曲をしてもらい、こけら落としで公園と劇場での同時演奏をしたCMを流していましたね。

容積率1700%

実は、マンションの容積率としては全国最大級!

マンションとしては異例の1700%である。

〈全国容積率ランキング〉2015年版

1位 1800% 新梅田阪急ビル

2位 1760% 新丸の内ビルディング

3位 1702% 東京ビルディング

4位 1700% 大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワー

なぜこれだけの容積率を確保されたかと言うと、

隣接しているオリックス劇場が関係している。

大阪市内でもクラシックが可能な音楽ホールというのは、そんなに多くはない。

その音楽ホールを残すという、公共的な貢献の高さから、オリックス劇場の使っていない容積をマンションに加えるという異例措置。大阪市から認められて実現した。

(オリックスは自社ビルも容積率アップを認められていましたね!)

容積率の移譲というのは、全国でも例は少なく、有名な例としては東京駅がある。

東京駅の空中権移譲

東京駅の上空の使っていない容積率を、新丸の内ビルディングをはじめとした複数のビルが買取り、その金額で駅の改修・復元保全を行った。(その金額500億円!!)

防災力

当時、東日本大震災の後に建てられたこともあり、防災への関心が高かったです。

そこで、このマンションへの企画テーマとして「防災力」があげられました。

内容は

「7日間のライフラインの確保」

「避難場所の確保」

の2つ。

タワーマンション内に、

水552kℓ!

発電用の軽油27,000ℓ!

これによって、1週間分の電気と水のライフラインを確保!

阪神・淡路大震災の経験から電気は約1週間でほぼ復旧することから、この水準を確保していますが、ここまでやるマンションは見たことがありません。

また、避難できる場所として

「オリックス劇場」と「新町北公園」があり、公園には防災グッズを保管している倉庫と炊き出しができるかまどベンチなども設置されています。

マンション単体ではなく、街として防災力に取り組んでいるのはすごいですね!

大林組のDFS

DFS:デュアル・フレーム・システム。

異なる2つの構造体とダンパーをつなげることで揺れを軽減できる仕組み。

奈良の五重塔からヒントを得て大林組が開発した構造。1000年以上前に作られた五重塔は建物の中央の心柱と呼ばれるものと他の建物が切り離されており、それぞれの揺れやすさが異なっていた。ここにダンパーをつけることで、それぞれの揺れを軽減する。東京スカイツリーも同じ原理で建てられている。

タワーマンションの場合は、タワーパーキングを心柱に見立てて、固い鉄筋コンクリートで覆い、部屋部分とダンパーでつないで揺れを吸収する仕組みですね。

大林組が建てるタワーマンションには採用されているケースが非常に多い。

「プレミストタワー大阪新町ローレルコート」

「プラウドタワー北浜」

なども、デュアルフレームシステムですね。

共用施設は

2階には3層吹抜けのエントランスホール。2階にあることによって、目の前の公園の緑が目の前に来るため、毎日エントランスを通る時に緑を感じることができる。また、公園で遊んでいる人達とも目線が合わないようプライバシー性も配慮されている。

コンサートホールとの一体開発ということもあり、マンション内は劇場の雰囲気を感じられるようになっている。1階から2階に向かうエスカレーターは劇場の雰囲気があったり、オーナーズラウンジ中央にあるピアノからは、自動演奏でクラシックが流れている。

大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワーは劇場復活のシンボルでもあり、防災のことを考えた、新町エリアの代表的タワーマンションです。

今後も数々のタワーマンションが建築されるでしょうが、このような建物を建てることは難しいでしょうね。

30F

  • ビューラウンジ
  • パーティルーム
  • ゲストルーム(3部屋)
  • スタディルーム

2F

  • オーナーズラウンジ
  • キッズルーム
  • コンシェルジュカウンター

1F

  • ペットルーム